Zwiftのレースでは心拍計が欲しいですし、ストイックなトレーニングをする場合も心拍トレーニングなどでは心拍計が必要です。

心拍計は、心拍センサーからのデータを出力しますが、スマホでも表示だけならできますし、Zwiftでも心拍センサーさえあれば問題ありません。

心拍センサーを用意すればいいのです。

私の心拍計歴

完全なる余談から入りますが、私が始めて心拍計を買ったのが、30年ほど前です。

確かエプソンがポラール製品を輸入し始めて暫くした頃です。当時は確かポーラと呼んでいたように記憶しています。オークリーもまだオークレイとかオークレーみたいな感じだったかな。

そういう意味ではエプソンも心拍計の歴史は長いですが、私の心拍計歴も結構長いのです。ただし、ブランクが20年程ありますw

実家の押入れの中を整理しているときに出てきたのが、以下のものです。

これは、初期のものではなくて、だいぶ後に買ったもののような気がしなくはないです。何にしてもこのソフトの説明書だけを持ってても何の役にも立たないので捨てちゃおうかな。そもそも英語なので翻訳しなければいけないという。。。

他にも乳バンドや心拍計も出てきたのですが、写真を撮る前に捨ててしまったようで・・・

 

 

心拍トレーニング、そして、トライアスロンとなると、マフェトン理論です。

マフェトン理論というと、マークアレン。マイクピッグもだったかなぁ? 日本だと藤原選手ね。

懐かしいですね~。私は未だにマフェトン理論の信者です。Dr.マフェトン関連本は私のバイブルなのです。

心拍トレーニングするなら一度調べてみてください。

翻訳された本はもう絶版ですが、今でも執筆されているようですから洋書なら入手できる本もありますよ。

心拍トレーニングの入門書と言えば、これですね。

心拍センサーの種類

心拍数を計測するセンサーには、大きく分けて2種類あります。

光学式と心電式です。

腕に付ける心拍センサーは光学式

Apple Watchに代表される最近のスマートウォッチなどには心拍数を測定する機能がついていますが、これは光学式です。

ポラールから最近販売された上腕などにベルトで装着して測定するセンサーも光学式です。

胸に付ける心拍センサーは心電式

一方で、いわゆる乳バンドという胸にベルトで装着するタイプが心電式です。

病院で心電図をとるのと同じ要領で計測します。

心拍センサーの精度

どちらの方式の精度が高いのか?といえば、心電式です。心電式は心拍と心拍の間隔から心拍数を計測します。

光学式心拍センサーの原理としては血流量から心拍数を推定して脈拍を計測しているのであって心拍数を計測しているわけではありません。

とはいえ、脈拍と心拍数は厳密には異なりますが、だいたい同じだそうですから、ライフログのよう日常生活下での測定なら問題なく使えます。

昔の光学式はいかがなものかという精度でしたが、最近の光学式は誤差も小さくなっています。

ざっくりした指標としてならトレーニングでも十分使えるレベルといえるでしょう。そうはいっても脈拍は脈拍ですから、不整脈の人だと脈拍と心拍数は異なります

とはいえ、光学式はセンサー部が肌に密着していないと検出できないので、腕を激しく動かしたりや水中では精度が落ちてしまいます。光が横から入ったりするともうダメ・・・となるんですけど、最近の心拍計は賢いので、こっそり補正して、それっぽい数値を表示してくれます。

だから、なんだか光学式心拍センサーで十分な気分にさせてくれます。

そうはいっても、あくまでも補正データですから、精度としては難ありです。

そんなこともあるのでしょう、Apple Watchは3世代までは光学式心拍センサーのみでしたが、Apple Watch 4では光学式心拍センサーに加えて電気心拍センサーなるものが追加されています。これで、激しい運動や水泳でも精度の高い心拍計測が可能となったようです。

電気心拍センサーってのは何?という疑問がありますよね。

私もあまり知りませんが、心拍の電気信号を計測することで計測するみたいです。

ちなみにApple Watch 4の心拍センサーは第二世代となって精度が向上している模様です。

光学式と心電式のどちらを選ぶべきか?

光学式と心電式 のどちらを選ぶべきか?というと、当然、それぞれにメリットデメリットがあるので、その辺を考えて選べばいいということになります。

まず、トレーニングに使う場合です。

心拍数を基準としてトレーニング、心拍トレーニングをするのであれば、心電式センサーでなくてはなりません

このトレーニングでは心拍数の精度は極めて重要です。HR140とHR150ではトレーニングの目的が変ってしまいます。タイムラグがあっても困ります。

例えば、ランニングをしている時に、今どの位の心拍数かな?と気にかける程度なら、光学式で全く問題ないわけですが、最大心拍数の60%以下でのランニングを目的としているのであれば、その誤差は致命的になりかねません。

そのため、トレーニングにおいて、心拍数をどの程度重要視しているかで判断すればいいでしょう。

特に心拍トレーニングをするつもりがなくても、ストイックにトレーニングをするという人であれば、やはり心電式の心拍センサーを付けておいた方が、あとあとログを振り返った時に役立つ可能性が高いでしょう。

しかしながら、心電式は胸にセンサーを取り付けるという極めて面倒な作業が必要です。

このセンサーを冬につけるのは冷たくてちょっとした拷問です。コタツの中で温めてから付けるなどでないと、心臓発作でも起こしそうです。(ちょっと大袈裟すぎる?)

しかも濡れている方が精度があがるので、ちょっと濡らすとなると・・・夏は問題ないですけどね。

それから、ベルトを巻き付けるとどうしても肋骨周辺、胸郭の動きが阻害されてしまいます。

ココの動きが悪いと息苦しいと感じる人もいるでしょうし、胸郭の動きに制限がかかるとパフォーマンスに影響がないとは言えません。

加えて、男性の場合、ブラジャーを付けてるように見えるのが嫌という人もいるようです。

この程度のことが気になるのであれば、光学式を選んでおけばいいでしょう。

また、ベルトは汗でボトボトに濡れますから、衛生面でも面倒なところはあります。乾かすだけの人や、都度都度洗う人もいるでしょう。私は、臭うまではそのまま・・・ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

ベルトのストレスは、年々改良されてきていまして、最新の高級品を買えばかなりマシだという話はよく聞きます。

そんなわけで、ちょっとマラソンを走ってみようかな?程度の人なら光学式で全く問題ないですので、光学式センサーを選べばいいでしょう。

光学式は、心拍数が上がってるとか下がってるのが分かる程度の精度だと思っているのなら問題ないでしょう。

光学式の心拍計で120と表示されていたとしても、本当に120かどうかは分かりません。心拍計が補正している可能性もあるでしょう。

Zwiftでチート扱いされたくないからというレベルで考えれば光学式で必要十分です。

あくまでもトレーニングデータとして管理するか否かが心電式と光学式のどちらを選ぶかの分岐点だと私は考えます。

というわけで、私は、心電式を選びたいw

とはいえ、ジョギングするときなどは光学式です。でも、LSDの時は心電式。その違いはなにかというと、速さでいうとジョギングの方が速い場合もあるわけですが、トレーニングとして管理するか否かで使い分けているというところです。

もうちょっと突き詰めると、エアロビックなトレーニング時期にはアネロビックな運度は避けないといけないので、そういう意味ではずっと心電式を付けた方がいいのでしょうが、逆にアネロビックな運動強度になっていないかどうかを把握する程度であれば光学式でもいいだろうと考えることもできます。

一方で、HR60%~70%の範囲でトレーニングするというのであれば、心電式を選ぶべきなのです。

そんなこんなで、曖昧な言葉でどちらをおすすめするかを書くとすれば、

トレーニングするなら心電式、スポーツするなら光学式

というところです。

ただし、光学式の多くは手首で計測するため、手首を動かすスポーツではやや難ありというところです。何はともあれ、スポーツを楽しむと言う意味では光学式心拍センサーを選んでおけばいでしょう。

それでも私は心電式を選びたいですけどw

心電式の心拍センサーではどれがおすすめ?

光学式心拍センサーの場合、ほとんどが腕時計などと一体化しているので、どのセンサーを選ぶか?ということはまずなくて、どの時計を選ぶか?になります。

手首に付けないタイプの光学式心拍センサーとしては、ポラールの腕に装着するタイプのOH1くらいでしょうか。

心電式となると、結構色んなメーカーから販売されています。

昔はポラール以外は全く使い物にならなかったのですが、最近はどのメーカーでもちゃんと測定できているのか、ダメ出しはそんなに聞こえてこない気がします。となると、センサー以外の面でどれを選ぶか?ということもあるでしょう。

私の場合は、頭が固いので、心拍センサー=ポラールという図式から抜け出せないので、どうしてもポラールを使いたいと思って這います。

ただし、ポラールやスントの心拍センサーはBluetoothでデータ送信しますのでANT+には対応していません。逆に、ガーミンのセンサーはANT+のみです。

キャットアイの心拍センサーは、HR-12がBluetooth、HR-11がANT+というように分かれています。

ポラールは水泳でも使えますが、ガーミンは30m防水ではありますが水中でのデータ転送機能はないので使えません。

となると、トライアスロンのレースで使うのならこの場合ポラールやスントを選ぶ必要があるのです。

自転車だけで使うのなら、ガーミンやキャットアイでいいのでしょうが、トライアスリートならポラールやスントのように水泳でも使えるものを選んでおきたいところでしょう。

と言っても、Bluetoothが使う 2.4GHz帯の電波は水中を透過できないため水中ではデータ転送できないですから、ポラールの場合GymLinkという5kHzの周波数でデータ送信するか、内蔵メモリーに記録し陸上で転送します。

水中で受信するにはBluetooth Smart + GymLinkに対応したものが必要です。水中で送信されても、泳ぎなら心拍数を確認できるわけではないので、メモリー機能で十分な気はしますが・・・泳ぎ終わってからすぐに確認したい場合には便利なんでしょうね。

余談ですが、Bluetooth Smartは、Bluetooth Low Energy(BLE)に対応する機器を総称するブランド名なので、正確にはBluetooth Low Energyというのが規格の名称です。

他にもいくつかメーカーはあるようですが、だいたいこのあたりまでで選んでおけば間違いなさそうです。

個人的にはキャットアイって大丈夫?と思ったり・・・OEMなのかな???

パワーメーターの記事にも書きましたが、こういう計測機器はノウハウの有無が大事なポイントで、上述したように、昔はポラール以外のセンサーの精度はいまひとつだと言われていました。

そして、心電式の心拍センサーを選ぶと言うことはそこに精度を求めているわけですから、やはり精度の高そうなメーカーを選ぶべきでしょう。

というわけで、私の結論。ポラールのH10で決まりましたw

サイズは、M~XXL(65~93cm)と、XS~S:(51~66cm)の2種類です。私は前者の方ですね。

価格は11,800円(税抜)で、税込だと12,744円ですが、値引きはほとんどありません。せいぜい1,000円前後です。そう考えるとYahoo!ショッピング、楽天市場などの最安値の店でポイントをもらうのが一番お得かと思います。1万円を超えてますから、ほとんどのネットショップでは送料無料になると思われます。

上述しましたが、ポラールのOH1は光学式です。手首に付ける腕時計型よりは、センサーが身体の動きでずれにくく計測しやすくなっているのではないかと思います。特に自転車の場合、ランニングよりは手首が若干動きがちですから光学式を選ぶのならOH1の方がいいかもしれません。

それに、気楽ですよね。胸にベルトを着けることを考えると。

と、ここまで心電式心拍センサーをおすすめしていますが、普段は、ガーミンの235Jを使っていますから、光学式を使う方が多い私なのです。。。

更新日:2018/12/26 4:28:06

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