クイックターンって格好いいですよね。

クイックターンができない者からすると、クイックターンをしているのを見るだけで負けた気分になります。どんなに自分の泳ぐ速度が速くても、とても悔しい気分です。

クイックターンできるだけで、少々泳ぐのが遅くても初心者ではなくて中級者な感じがしてしまいます。

トライアスリートにとって、クイックターンはレースでは不要な技術ですから、できなくても問題ないんですが、できた方が格好いいですからねw

それに、練習中に隣のレーンで泳いでいる人と暗黙のレースになった時に、クイックターンができれば引き離せることができるかもしれませんしね!

なお、クイックターンはフリップターンとも呼ばれていますが、ここではクイックターンで統一するようにしています。英語ではフリップターンって言うのかな?

クイックターンを始めよう!

大人になってから水泳を始めた人にとってクイックターンは、ちょっとした壁ではないでしょうか。

何故って、当たり前ですが、クイックターンは練習しないとできません

でも、クイックターンを練習する機会ってなかなかありませんよね。

オープンターンなら、普通に泳いでいれば嫌でもうまくなっていきます(意識してしないと無理かな???)が、クイックターンをいきなりやってみて、すぐにできる人なんてそうはいない筈です。

クイックターンの練習方法

クイックターンの練習方法については、ここでは細かく紹介しませんので、下記の動画等を参照ください。

大凡な感じで書きますと、水の中で前回りができるようになるのが最初です。

これができれば、次に壁の前で回って壁に足が着くようになること。

そして、蹴る。

これで、一応、完成ですw

後は洗練していくだけです。

小さく、素早く回れればいいのでしょうが、最初はそんな余裕はないですから、とにかくできればOK。

余裕が出てきたら、いろいろ修正していけばいいでしょう。

クイックターンの回る練習する場所探し

クイックターンは、絶対に練習が必要です。

ところが、普段通っているプールでクイックターンの練習することは現実的にはかなり難しいですよね。

人が沢山泳いでいる以上、その場でクルクル回る練習なんてできませんし、ましてや壁際で練習してたら邪魔です。

恐らくクイックターンをやってみたいと思う人は、それなりに泳げる人だと思いますから、ターンOKのコースで泳いでいるでしょうが、そんなコースには休まず延々と泳いでいる人がいたりするので、なかなかクイックターンの練習はできません。

じゃあ、初心者用のコースで・・・というわけにもいきませんよね。明らかに邪魔ですw

となると・・・なかなかないんですよね。私が最近通っているプールの場合、昼間は1レーン貸し切り状態になる時間もあるので、そういうところだと練習しやすいでしょうが、普通はなかなか難しいですね。

私も、ここで随分止まっていたのですが、ある日気づきました。

人がいないプールに行けばいいんだ!

人が少ないプールでクイックターンの練習

そんなプール、どこにあるんだよって話ですが、案外あるんです。

もちろん、全く人がいないというのはなかなか見つからないでしょうが、クイックターンの練習をしても問題なさそうなプールというのはなくはないです。

特に、夏なら、かなりの確率で見つかる筈です。

そういうプールで一日、いや、半日、いや、1~2時間特訓すれば、とりあえず、それっぽいクイックターンはできるようになる筈ですので、そこまでできるようになれば後は、普段の練習の時にボチボチとやり続ければ、なんとか様にはなってきます。

人が少ないプールはどこにあるのか?

では、クイックターンの練習できるプールはどこにあるのか?

夏限定という条件でいうと屋外プールです。そして、競泳用ではなく遊泳用のプールです。

遊泳用のプールだと、そもそも必死に泳いでいる人がいませんし、子供なんかクルクル回ったり潜ったりと好き勝手に遊んでいますから、そこでクイックターンの為の回る練習をしていてもなんら問題ありません!

遊泳用のプールというと、市町村が運営しているプールが真っ先に浮かびますが、他にもいろいろあります。

おすすめなのが、温泉地・リゾート地などのホテルの中にあるプールです。結構ガラガラです。田舎のキャンプ場あたりのプールや村営プールとか、そもそも人が少ない地域のプールは空いています。

いわゆるシティホテルのプールとなるとちょっと雰囲気的に練習しにくいでしょうが、子供が遊んでいるようなリゾート地のプールなら心置きなく練習できます。

難点は、競泳用の水着だと浮いてしまうという点です。遊泳用の水着だと水の抵抗が大きすぎて練習しずらいですけど回る練習だけならできますね。

ラッシュガードを着てたらスパッツタイプの水着でも案外溶け込むのかな?

女性の場合は、男性よりは競泳用っぽい水着があるんじゃないかと思うんですけど、どうなのかな。まあ、その辺は適当に考えてください。

冬場だとこういうプールはほとんどなくなりますが、田舎の方だとガラガラの温水プールもあったりします。基本的にはホテルなどの施設のプールが空いてておすすめです。リゾートホテルの室内プールをまわってみたら、意外な穴場が見つかるかもしれません。

そこまでするのか???という気もしますが・・・それなら、ワークショップに出た方が手っ取り早いです。

ただ、そもそもクイックターンのワークショップ自体が殆どないですし、ワークショップだけではどうしても時間不足で、満足するレベルにならない可能性があります。そうすると後述しますが、私の失敗例のように、そのうち練習しなくなり、結局できなくなるということになります。

とにかくは、普段のプールでクイックターンをやっても大きな失敗がないレベルまでは、特訓しておきたいところです。

その日できても次の日にいきなりやったらできないことも多いので、できれば1泊2日以上のスケジュールがおすすめですw

翌日にいきなりやってみてうまくできるようなら、後は練習あるのみですが、できないようならズルズルとやらなくなる可能性が高まりますから、まずは翌日にできるようなるというのがポイントです。翌日じゃなくても、半日休憩してやってみるとかでもいいでしょう。

そして、すぐに日頃通っているプールでやってみることです。この日頃通っているプールでクイックターンを初めてするときってちょっとドキドキしますから。私だけ?

私のクイックターン練習の失敗事例

奈良県の山奥に温泉プール(温泉の湯を使ったプール)があるのですが、そこは平日だと、ほとんど人がいないようだったので、私はそこで2時間ほど特訓してきたことがあります。

結果的には、その時は、失敗に終わりましたが・・・

なぜ、失敗に終わったかを分析する前に、どういう風に練習したのか?から書いてみます。

まずは、回る練習をしました。その場で前転する練習です。

この時点で、鼻に水が入ってくるんです。もちろん鼻から息を吐きながらやれば問題ないのですが、これが案外難しいのです。

回転しながら鼻から水が入ってこないように鼻から息を吐く、と書くだけなら簡単なのですが、どうしても鼻から水が入ってくるのです。だったら鼻栓をすればいいんじゃない?ということで、鼻栓をして練習しましたw

鼻栓をするともう鼻に水が入ってくる心配がないので、回転動作だけに集中できます。

回転することが簡単にできるようになったら、今度は鼻栓を外してやってみます。

この二段階を踏むことで、案外簡単にできるようになりました。というか、最初からできる人の方が多いのかもしれませんが・・・

なんとか回れるようになったので、次は壁に向かってターンする練習を始めました。これも、そのうちできるようになりました。

その後は、延々と泳いではターンして・・・を繰り返して、その日の練習は終えて帰りました。

その時点で、上手ではありませんでしたが、それでも10回に1回も失敗しない程度にはできるようになっていました。

失敗しないというのは、壁に脚が当たらないとか、鼻に水が入って溺れそうになるとか、壁を蹴った後息が苦しくて立ってしまうとか、そういうのがないというレベルです。

壁にちょっとしか脚がふれないとか、鼻に水が入るとか、息が苦しいとか・・・そんなのは普通にある状態ですw

クイックターンの特訓の成果を普段のプールで確認

翌日、普段のプールに行ってやってみました。

最初は、かなり勇気がいりますから、オープンターンでウォーミングアップして・・・ある程度身体が動くようになった時に、まず最初のクイックターン・・・失敗。

2回目、なんとか成功、その後は、上記の失敗しないレベルでなんとか、できましたが、とにかく息が苦しい。普段よりかなりペースを落としているにもかかわらず、とても苦しい

壁を蹴るときなど、うっ!と声が出そうなくらい踏ん張って蹴るので更に苦しい

その頃は毎回1kmほどしか泳いでいなかったのですが、それでも20回はターンをした筈です。

そして、その2~3日後、また普段のプールでやってみます。

失敗はしないものの、とても息が苦しい・・・あまりにも苦しいので、だんだんやりたくなくなってきまして・・・

しかも、後ろに人がいると危なくてできない・・・その次は、数回だけやって、その次は1回だけやって、でもそんなんじゃ上手にできるわけもないので、次第に練習もしなくなり・・・あえなく撃沈。

だいたいこんな感じで失敗しました。

なんで苦しかったんだろうと、今になっては思うのですが、たぶん力んでたんでしょうね。確かにクイックターンはオープンターンより苦しいですが、この頃の苦しさは今は全く感じないので、慣れるしかないのかなぁという気がします。

リラックスしてクイックターンした場合は、オープンターンとさほど苦しさは変わらないレベルで出来る筈ですので、まずは、力まずできるようになる練習ですね。

確かに、できるようになった今は、この当時と比較すれば、全然力が入っていません。

この頃は、よっこらしょという感じで勢いをつけて回っていましたが、今は流れの中で回れる感じですので、さほど力を入れる瞬間がありません。レースの時のように高速にクイックターンをする場合は、どうかは分かりませんが。

私のクイックターン練習の成功事例

最初の失敗から5年近く年月が経ち・・・(長っ!

再び、クイックターンの練習をすることにしました。

きっかけは、TIスイムのカイゼン・ターンというワークショップを見つけたことです。

ワークショップなら、思う存分、練習できそうじゃないですか。

そして、そのワークショップに参加してきました。

カイゼン・ターンというワークショップは、オープンターンとクイックターンを一日で学ぶワークショップです。動画もあります。

ちなみに、今は、カリキュラムが変更されていて、オープンターンだけとなり、クイックターンはなくなったようです。

当時のカリキュラムでは、午前中にオープンターン、午後からクイックターンの練習を行います。

それぞれ、実際にプールに入っているのは2時間足らずです。逆にいうと2時間もあれば一応できるようになると言うことなのでしょう。

オープンターンの話はとりあえず、ここではおいといて、クイックターンの話だけを書きます。

ワークショップでは、TIスイムのクイックターンのカリキュラムに則って(だいぶ端折ってたようには思いますが・・・)練習しますから、まずは、その場で回転、ドルフィンキックを使ったその場で回転、次に壁に向かって回転という感じです。そこまでで1時間かからないくらいでやってしまいます。

私はできたのか?というと、意外にも結構できました。

予習なんて当然していきませんでしたし、以前の失敗してからは一度も回転したことはありませんでしたが、最初に回った時に鼻に水が入った以外は、鼻から水が入ってくることもほとんどなく、普通に回れました。

最初はエイ!ヤー!と力尽くで回ってましたが、次第にチカラを抜いて回れるようになっていきました。

壁との距離感がなかなか合わないので、そのワークショップでは全然完璧なクイックターンとはなりませんでしたが、まあまあ練習できそうな程度にはできました。

息苦しさも、以前独学でやったときよりは全然余裕でした。

その理由を考えてみたのですが、よく分かりません。

失敗した当時は週に3~4kmほどしか泳いでいませんでしたが、今回は週に15~20kmくらい泳いでいたので、心肺機能が向上してたのか、水に対する恐怖心が減っていたのか、とにかくリラックスして回れたように思います。

翌日から普段のプールに行ってクイックターンを始めました(最初は失敗したらどうしようと思ったりして勇気が必要でしたがw)。

当然ながら最初は失敗することもしばしばありましたが、1日、2日と日を重ねるうちに次第に、クイックターンをする恐怖心は減っていたように思います。

他の人が後ろにいるときはオープンターンしかしませんし、まだまだ余裕はありません。心拍数が上がるとできません。

それでも、2週間が過ぎた頃には、かなり余裕が出てきたように思います。3週間目には、もうクイックターンを躊躇することもなくなりました。失敗してもなんとか取り繕える気分です。

ただ、まだ、後ろに人がいるときにクイックターンする勇気はありません。最低でも15mくらい開いていないとぶつかりそうですし、そもそも慌ててしまって失敗する可能性大です。

回るときに目をつぶっていることに気づいたり、腕も使えるようになったりとゆっくりと進歩はしています。

股関節を回転軸で回るといいという話に関しては、正直なところ難しいです。何度かはうまくできて、確かにそうすると速く回れるのですが、なかなかできません。というのも、そもそも、私は身体が硬すぎまして、布団の上で前転をまっすぐできないのです。

それでも、確実に進歩していますので、そのうちオープンターンより楽にできるようになるのかもしれません。自分に期待していますw

ところで、クイックターンのワークショップに参加しないダメなのか?というと、今となっては参加しなくてもいいんじゃない?って思います。

確かにワークショップだと練習しやすい環境はありますが、コーチが事細かく指示してくれるわけでもないですし、逆にみられていると緊張しますから、一人で黙々と練習したいと思うかもしれません。加えて、一応、全員の足並みを揃えつつ進行しますから、早い、遅いを感じると思います。

クイックターンをできるようになるだけなら2時間も練習すればそこそこできるようになると思うので、一日、人気の少ないプールで特訓するのが一番いいような気がします。午前中に1回、午後に1回のように間に休憩時間があれば、あれこれ考える時間もあるでしょう。

あ、そうそう、後述しますが、回転練習をすると目が回る人がいます。こういう人は特訓は難しいかもしれません。三半規管の問題らしいです。個人的には年配の女性に多いような印象です。

それから、疲れてくるとまっすぐ回れなくなります。いや、回ること自体が辛くなってきます。慣れない動きのせいか意外に疲れるんです。

なので、一日特訓するのなら、適度に休みながらダラダラ練習するスケジュールを立てておくことをおすすめします。

クイックターンの練習を始めて1ヶ月

まだまだ失敗は多いです。

クイックターンの練習を始めて2ヶ月

失敗しなくなりました。

クイックターン初心者の鼻に水が入る件

クイックターンで鼻に水が入るという話です。

だいたい最初は入ります。でも、そのうち入らなくなります。

何故かはよく分かりません。

最初は、意識的に鼻から息を大袈裟なくらい吐き出すことで鼻に水が入ってこなくなりますが、慣れてくるとそんなことは意識しませんし、普通に回ると特に入ってきません。

ただし、入りやすいタイミングというのはあるようで、私も毎回1~2回は鼻に水が入ってくることがあります(後日談:練習を始めて2年が過ぎましたが、今では鼻に水が入ることは全くありません)。

どのタイミングかというと、少なくとも回ってる途中で鼻に入るということはまずないです。

クイックターンの時に鼻から息を吐くように言われますが、慣れてくるとわざわざ鼻から息を吐いたりしないんじゃないかと思います。

想像ですが、ターンの最中には息を止めているので、口の中に圧力があって水が鼻に入ってこないんじゃないかな?みたいな気がします。いや、無意識で吐いてるような・・・(^^;;;

ただ、回転し終わって、壁に脚がついて顔が水面を向いている段階、このとき一瞬動きが止まるわけですが、ここら辺りのタイミングが一番鼻に水が入ってきやすいように思います。

この時には意識的に鼻に圧力をかけてやらないとダメな感じでしょうか。水平くらいならまだしも頭が下がり気味だと入ってきますね。

ですから、顔が壁の方を向いていてやや頭だけが上がっていると入らないのでしょう。ただし、そのまま蹴ると頭が抵抗になってしましますが・・・

聞くところによると、クイックターンのみならず鼻から水が入ってくることを防ぐ荒技があるそうです。

その方法とは、なんと上唇で鼻の穴を押さえるんだそうです。

上唇を鼻に押しつけるように持ち上げて、そのまま押しつけるのです。そうすると鼻から水が入りにくくなるそうなんですが、なんか難しそうですね。

こんな技があるのなら鼻に力を入れておくだけでもだいぶマシになるのかもしれませんね。お悩みの方は一度お試しください。これをしても鼻に水が入ってくるとしても、これをすることで鼻の穴が小さくなって、少ない息を吐くだけですむというメリットもあるそうなので、バサロの時などにも効果的みたいです。

バサロといえば、鼻の奥で圧をかけて水が入ってこないようにするという、理解不能な方法もあるようです。

理解不能なのですが、上述したように、何故か分からないけど水が入ってこない力のいれ具合があるので、試してみるのもアリでしょうw

あと、もう一つ、諦めるという究極の荒技もあります。鼻に水が入ったって痛いだけじゃん!ということらしいのですが。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

練習を始めたばかりで、鼻に水が入るのであれば鼻栓をすればいいでしょう。バサロをする背泳では、鼻栓を使っている選手も少なくありません。余談にはなりますが、鼻栓をすることで、息を漏らす必要がなくなるので、身体が沈みにくくなるそうです。

私も一番最初にクイックターンの練習をしたときは鼻栓を持っていきましたw

鼻に水が入ることが気になって練習が滞るのであれば、鼻栓をしてしまえば問題解決ですw

ある程度回れるようになってから鼻栓をとれば、すぐに慣れると思います。

クイックターンでまっすぐ回れないで斜めになる

クイックターンでまっすぐ回れないという悩みを持つ人も多いようです。

私も、疲れてくるとまっすぐ回れなくなります。どうしても左に捻りがちになります。

まっすぐ回れない理由として考えられるのは、身体を捻ろうとしている可能性はないでしょうか。

速いクイックターンの場合、回転自体はまっすぐ行い、壁に足が付いたときに顔は真上の水面を向いている状態になります。

一昔前のクイックターンですと、回転しながら身体を捻って横向きになって壁に足をついていました。これをイメージしているとどうしてもまっすぐ回れなくなります。

普段のプールでのクイックターンを考えた場合、このようなちょっと左に捻りながらターンした方が、後ろに人がいてもぶつかりにくくなるとは思いますが、変な癖が付いてしまうのも嫌ですから、なるべくならまっすぐ回りたいものです。

まずは捻らない意識を持つことが大事です。そして、回転後は真上を向いているということを意識する。

そうはいっても、例えば腰の左側だけが硬いとなれば傾きがちになります。そもそも、クイックターンではなくて、その場でまっすぐ回れるのか?ということです。その場でまっすぐ回れないのであれば、どうしようもありません。こうなってくると、技術的に云々よりは、もはや肉体的な問題があるとしか考えられないw

私が疲れてくるとまっすぐ回れなくなるのは、正にこれです。腰が硬く、特に左の腰が硬いため、疲れてくると制御できなくなって、硬い方の腰の方に傾いてしまうのです。元気なときはこの制御ができるので、まっすぐ回れますが・・・

私の場合、布団の上で前転をしてもまっすぐ回るのが至難の業だという問題がありますから、こういう人の場合、なかなかまっすぐ回るっていうのも難しいと想像できます。

その場でまっすぐ回れるのに、クイックターンの時だけまっすぐ回れないのであれば、左右どちらかの肩が先に突っ込んでしまっている可能性が高いので、回転前に確実に気をつけの姿勢をとっておき一息置いてから回ってみるのもいいかもしれません。

腕の動きと連動して回る方が速く回れますが、その分、左右差ができますので、一旦気をつけの姿勢にしてしまえば、その場で回るのと同じように回れる筈なのです。

これで回れないとなると、壁に足が当たるか?心配で身体を捻っているとかでしょうか。

もし、左に傾いてしまうのであれば、とりあえずは、傾いたままのクイックターンを極めればいいじゃないか?って気もします。

とはいえ、まっすぐに回りたいですよね。

私の場合ですが、まっすぐ回れない原因が、たぶん、分かりました。

頸椎(首の骨)がズレて、首が右に斜めってました。首が斜めっているのですから、まっすぐ回るのが難しいのも頷けるのではないでしょうか。腰の硬さも首の傾きがかなり影響しているらしいです。

そして、首が斜めっていることで、バランスをとるために背骨も曲がってしまっていますから、疲れてきたときにまっすぐ回れないのは、必然というものです。

まっすぐ回れないと言う人は、背骨が横に湾曲していないか疑ってみた方がいいかもしれません。恐らく大人なら多かれ少なかれ湾曲しているのではないかと思うのですが・・・ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

2019年7月現在、治療を始めたばかりなので、どうなるかは分かりませんが、首がまっすぐになって、背骨の歪みもとれれば、改善できそうな気がします。

どう思います???(^_^;)

あと、慰めですが、途中で身体を捻るクイックターンをする人の方が多いですから、まっすぐ回れなくてもいいじゃん!ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

でも、まっすぐ回れないと背泳ぎでは使えないですね。

クイックターンで沈む

クイックターンで沈むというのもありがちでしょうか。私ですw

私の場合は、そんなにひどいわけではありませんが、1.2mくらいの深さのプールだと底に頭がぶつかりそうになるときがあります

特に疲れてきたときですけど、元気な状態でも頭が結構落ちてしまいがちではあります。

疲れたときにに沈むのは、単純に回れなくなってきているからですね。疲れると、回転速度が遅くなるので、どうしても沈みがちです。

加えて、腰が曲がらなくなってきます。。。

クイックターンの時にはとにかく身体を小さくしないといけないのですが、疲れると小さくなれなくて、極端な話、まっすぐ身体を伸ばしたまま回るくらいの感じになります。実際には90度以上は曲がっているとは思いますけど・・・

こうなると、下手すると、頭から底に突っ込んでしまいます。

実際に一度だけ頭から突っ込んでしまったことがあります。疲れるとこういう傾向が強くなるので要注意です。(^_^;

クイックターンはとにかく小さく速く回るのがコツですが、小さく回るためには、小さく身体を折りたたまなければなりません。身体を小さく折りたたむ為には柔軟性が必要です。

前屈が満足にできない人が小さく回れる筈もありません。なお、前屈は、腰を曲げるのではなくて、股関節から折り曲げるのがコツです。ちなみにクイックターンの回転軸も股関節ですから、股関節で身体を折り曲げる練習をすればいいと言うことになります。

このように、沈まない為にはまずは身体を小さく曲げることが大事なのですが、加えて、水を手で押すというのも結構効果的です。沈むまでいかなくても、頭が下がり気味になってしまうことや、更には回転速度を上げるという意味でも効果的なのです。

気をつけの姿勢になっている手を回転してきた頭の後ろに水を押しながら持っていくのです。最初は、なかなかイメージがわかないと思いますが、しばらく練習してみると、効果的なことが分かってくるはずです。

これができると、頭が沈むのがだいぶマシになるはずです。そうはいっても、これをやらないと沈むのか?というとそうでもありませんので、加速する意味合いの方が強いのかもしれません。

もう少し本質的なところでは、回転するときに頭から回り始めると、身体を高い位置にキープできますし、回転速度もあがります。

というのも、股関節から折り曲げようとするとどうしても頭の動きが遅れるのです。股関節が曲がり始めたあとに頭が回り始めるので、頭は下に沈んでいくことになりやすく、そのままプールの底に突っ込んでいきやすくなるのです。

これが頭を主導にすると、頭が回り始めた後に、背中が丸くなり、股関節が折れるという流れができるので、とてもコンパクトで且つ素早く回ることができます。キャタピラみたいなイメージですね。

また、回ろうとするとき、お尻を水上に上げる人がいます。本人はそのつもりはないようですが、股関節あたりの力の入れ具合が間違っているようで、お尻を上に上げることで回転しようとしているのだと思います。

このタイプも頭が下に沈みがちです。いずれにしても回転し始めるのは頭から始めることをおすすめします。

次に、壁を蹴った後に沈む件です。

私は、完全にこのパターンですが、これは、原因が結構はっきりしていて、足が壁に付いた高さよりも頭が沈んでるからいけないのです。先ほどの手で水を押さえる動作を行うと、かなり改善できます。

とはいえ、そもそも小さく回れていない私のような人は、小さく回る練習をすべきで、手で水を押さえるのも本来は回転速度を上げるために行うのではないかと思います。

ただ、自分が泳いできたときに作った波を避けるため、敢えて深く沈むことはあるので、まあいいか・・・と思わなくもありません。

小さく回れるようになれば、バケットターンもできるようになる筈。

バケットターンは、手をついた状態でクイックターンを始めますから、かなりコンパクトに回れないと厳しいかと思います。私も何度か試してみましたが、まあ、できなくもないが、普通にターンした方がよっぽど速い・・・です。

そもそも、バケットターン(背泳ぎから平泳ぎへのターン)をすると、息が苦しくて、一かき一蹴りができなくなるので、全く意味がないので、今のところ保留中です。

とはいえ、バケットターンできると格好いいよねー

クイックターンでの息苦しさ

クイックターンをすると、とても息苦しい人はいないでしょうか。

私も、最初はどうしようもないくらい息苦しかったです。

ところが、最近は、そうでもないんです。時々息苦しいと思うこともありますが、普通にクイックターンするだけならさほど息苦しさを感じることなくターンできます。

一体何がどうして息苦しさがなくなったのか?を考えてみました。

まず1つ。ペースを落としている。そもそも心拍数が上がりきっていないのである程度我慢できます。

そして、沈みすぎない。ターン後に一旦沈んでいくとどうしても潜ってる時間が長くなって息苦しくなりますが、ターンして一気に浮上してしまえば、全然大丈夫です。ある程度潜った方が速いというのはあるようですが、とりえあえず、そこは今後の課題ということで・・・

慣れてくると変な力みがなくなるので、呼吸も余裕がでるのかな?という気はします。

究極的には、肺活量を上げるww

TIスイムのコーチも言ってましたが、クイックターンは息苦しいのが当たり前みたいです。オープンターンでも顔を上げずに息継ぎしない場合は、やっぱり息が苦しいです。息継ぎを我慢しているのですから、息苦しいのは当たりまえということでしょう。

私の場合も、思いっきりダッシュした状態だと、息苦しくてクイックターンができませんw

そもそもタイムを速くするためのクイックターンなのに、全力で泳ぐとできないクイックターンなんて、全く役に立たないです。。。

肺活量を上げる必要があるのかなぁ・・・というところです。色んな人に訊いてみたんですけど、慣れるまで練習しろってことでしたww

最終的な方法としては、最後の呼吸の時に、思いっきり大きく息を吸い込むのだそうです。やってみましたが、なかなか難しいです。

あと、ちょっとした荒技です。回転する前に気をつけの状態になった時に、顔を横に向けて息継ぎをする荒技を使う人がいます。もちろんターンの速さは落ちるのですが、蹴ったあとに息が持つのでドルフィンキックをしっかりできるのだそうです。

私も試してみましたが、そう簡単にできるテクニックではなさそうでした(ーー;)

クイックターンでめまい?目がまわる

クイックターンでめまいというか目が回る人がいるそうですが、これは、三半規管の問題で、基本的には慣れるしかないようです。

TIスイムのワークショップの時にも、目が回るということで練習を途中で止める方もいらっしゃいました。

私も三半規管はあまりよろしくないのですが、幸いクイックターンの練習で目が回った経験がないので、よく分からないんです。

コーチに聞いてもそのうち慣れますよと言われるみたいですから、慣れるまで少しずつやるしかないんでしょうね。

自律神経が発達するのを待つ!!!

あとは、ゆっくり回ってみるくらいでしょうか。

慣れないと難しいと言えば難しいのですが、ゆっくり回ってもクイックターン自体はできます。全然クイックでないんですが、私のクイックターンも、ゆっくり回ることの方が多いです。クイックターンというよりはゆっくりなフリップターンですね。速く回るとごまかしが効くので、ゆっくり回って一つ一つ確認してながら回っています。

その場でゆっくり回る場合は360度回らないといけないので案外難しいのですが、ターンの場合は180度の回転でいいので、ゆっくり回るのもそんなに難しくはないと思いますので、目が回る人はゆっくり回ってみるのもおすすめです。

余談ですが、どこかのおばちゃんが、クイックターンの練習をしていたのですが、その人は10秒くらいかけて回っていましたよ。身体で回転すると言うよりは、手で無理矢理回ってたようですw

そして、回れた~~~と言って喜んでいましたが・・・このくらいゆっくりだとさすがに目が回ることはないのではないかと思いますw

とりあえずは、布団の上で前転を繰り返しやってみて目が回るようなら、それができるようになるまで頑張るしかないんでしょうね。

クイックターンも自転車と一緒で一度覚えてしまえばいつでもできる

クイックターンも一度覚えてしまえば、多少間があいても問題ないようです。コロナ禍で2ヶ月プールに行けなかったのですが、そのあとプールで試してみたら、普通にできていたので、一度身体で覚えてしまえば全く問題ないようです。

一度乗れるようになった自転車は何年かぶりでも乗れるようにクイックターンも同じなのでしょう。

もちろん、身体が硬くなったりしてて下手クソにはなってますけど、溺れるような失敗はしないです。後は微調整しながら思い出していけばいいでしょう。さすがに、体調不良の時は上手くできないみたいです。だって、前転だって上手くできないですから、仕方ないですね。

以上、こんな感じでクイックターンが一応できるようになったよ・・・という話でした。

クイックターンの精度を高める

クイックターンができるようになって早3年。

最近は、失敗することはなくなりましたが、全く上達はしていません。

なぜなら、クイックターンをするより、タッチターンをする方が速くて楽なので、タッチターンをすることの方が多いからに他なりません。

周りの人から「あんたの泳力でクイックターンをしないのはおかしい!」と説教をされていますが、だってタッチターンの方が速いんだもん!と突っぱねていますw

そろそろ、何とかしたいとは思っているのですが、なかなか難しいんですよね。

ざっと課題を挙げると以下の通りかな。

  • 重心が後ろに行きがち
  • 人と人の間に挟まれていると、ちょっと怖い
  • 身体を捻りたい
  • 小さく回れずに沈みがち
  • 息が苦しい
  • ターン動作で失速

一番の問題は、ターン前にタイミングを合わせようとして失速して、小さく回れずに、深い位置で足がつき、上手に蹴れないので、壁を蹴った後に十分速度が出ない。しかも、心拍数が上がっているとクイックターンの間、息が苦しくて、ターン後に息を吸おうとして顔が上がって更に失速するという、悪循環を繰り返しているところです。

ちなみにゆっくり泳いでいる時だと何ら問題がないので、普通にできるのですw

あと、みんなと練習をするときは前後に人がいますが、そういう場合のクイックターンが難しいなと思っています。

機会があれば、この課題についてもう少し細かく書いてみたいと思っています。

更新日:2022/09/02 9:27:39

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