最近の私の課題は初動負荷的な動きで、泳いだり走ったりをすることです。

なかなか、思うようにはいかないのですが、それでも、少しずつはできてきているように思います。

イメージとしては、弓を射るような感じとか、野球のピッチングフォームです。たぶんいい線いってるんじゃないかと思っていますがはてさて。

というわけで、本日の記事は、私の戯言なので・・・予めご容赦ください。

初動負荷的な泳ぎとは

初動負荷的な泳ぎとは、私のイメージとしてはキャッチの時にだけ力を入れる感じです。

初動負荷トレーニングを始めて、トレーナーと色々話していて知ったのですが、初動負荷のトレーニングでは筋肉の反射を使うようです。

腕が伸ばされきったときに反射的に筋肉が戻ろうとする力を利用して腕を引く。脚が重りで押し返されたときの反射で押し返す。そんな感じです。動きが伴わないと説明が難しいんです。。。

とにかくキーワードは反射です。

では、泳ぎの中で反射を使うタイミングってどこだろうって最近は考えています。

今までは、単純に、キャッチのタイミングの時に力を入れて後は惰性で腕がプルをするイメージだったのですが、この中に反射という動きはどうも見つかりません。キャッチをするタイミングで腕の筋肉の反射はなさそうです。

そもそも水泳の場合、水の抵抗しかないので、反射を使うタイミングがないように思えるのです。

終動負荷的な泳ぎ

初動負荷ではなくて、終動負荷的な一般的な泳ぎだと、これは明確でキャッチからプル、プッシュに至る一連の動作は終動負荷的な動きです。これは、速く泳ぐことはできますが、ものすごく身体に負荷がかかりますので、心拍数も上がりがちです。

私は、この終動的な動きをできる限りしない泳ぎを目指しています。それで速く泳げるのかは分かりませんが・・・

ところで、初動負荷トレーニングにおいて終動負荷的な動きが全く無いか?というとそういうわけでもありません。下手クソな人ほど終動負荷的な動きをしてしまい、私もよく注意されています(^_^;

ですから、プルに関しても全く引っ張ってはいけないというわけでないでしょうし、実際には、ある程度の強さでプルする必要があるでしょう。しかし、それが身体に大きく負担をかけないレベルでないといけないんだろうとは思うのです。

要するに、力んでいない状態でプルするという感じです。

常歩(なみあし)的な泳ぎ

ちょっと話がそれてしまいますが、常歩(なみあし)という歩き方、走り方があります。いわゆるナンバ走りなどと呼ばれるものです。

説明が難しいので説明はしませんが、これもよくよく考えてみると身体の反射を使って動作しているようです。

身体の反射と重心移動で動きます(この点においても初動負荷理論と同じだと思います)から、とても省エネです。

この常歩は、基本的には2軸で動きます。クロールも最近は2軸が主流になっていますね。

そうなんです、実は結構近い考え方なのです。

ところが、2軸クロールの動きでは今ひとつ反射という動作がなさそうです。

常歩的な考え方で泳ぐとすると、キャッチした点を動かさずにリカバリーの腕を前に持っていくことによって前に進むという感じになるようです。

この動きは反射のタイミングが今ひとつ見えませんが、それでも省エネで動けるのは動けます。

なぜなら終動負荷的な動きがないからです。キャッチした手は固定してしまい、身体が前に行くことで見た目的にはプルしているように見えるだけですから、実際には掻いていません。

ただし、水の中で固定するので、完全に固定することはできず、そのため、プル的な動作は発生してしまいますが、それでもそのプル動作によって身体に負荷がかかるということはありません。

トップ選手のプル動作の動きを見ていても完全に止まっているということはなさそうですが、一般的に考えられているプルの動きよりは遅いとは思っています。

反射を使って泳ごう!

さて、話はそれましたが、そのような動きをベースにして後は反射を如何にして使うのか?という箇所を探しています。

反射しそうな動作としては、リカバリーした腕を前に伸ばしたときに、一気に腕を伸ばしてしまうと、肩甲骨や鎖骨周辺のいわゆる肩の筋肉が一気に伸ばされて、一瞬反射するタイミングはありそうです。

そのタイミングで肘の力を一気に抜いて前腕部でキャッチすることができれば、初動負荷的な動きになりそうではありますが、そうすると、上述の動きの考え方とは矛盾します。

そうです、プル動作が入るのです。

でも、実際にはプル動作していますから、実際の動きを考えると矛盾はしませんね。

私自身、身体が硬いので最近まで気づかなかったのですが、クロールの動作では、リカバリーから入水した時に、肩甲骨がやや前に伸ばされるといい感じで泳げるようです。

肩甲骨がやや前に伸ばされるタイミングとは、重心がその腕側に完全に乗った瞬間だろうと思います。

このとき反対側の腕はプッシュするタイミングで、最も身体が伸ばされてしんどい時です。目一杯伸ばされているので、身体は反射を起こして縮もうとしているのです。

従って、クロールにおける反射を使う箇所は、どこの部位というのはよく分かりませんが、脇腹なのか背中なのか、上半身全体の反射だろうと思われます。

でこのときの動きというのが、初動負荷トレーニングのSCAPULAというマシンを使った時の動きによく似ています。

SCAPULAというマシンはそのままズバリ肩甲骨のマシンですから、このマシンで意識するのは肩甲骨です。しかし、実際には脇腹なども伸びますし、脚の位置を下げると更に脇腹から脚にかけての部分が伸びます。

こうなってくると、クロールの動きとよく似ているように思います。

SCAPULAにおいて反射を使う箇所はどこかというと、腕が最も上に上がった時、クロールでいえばグライドからキャッチに入る瞬間でしょう。

クロールではこのタイミングが最も力を入れるべき瞬間ですから、そういう意味でもこのタイミングで反射を使うことができれば、とても効率よく泳げるようには思っています。さて、実際の所はどうなんでしょう(^_^;)

野球のピッチングフォームとクロールはよく似ている?

野球のピッチングフォームと同じなのではないかと想像します。下記のページでも書きましたが、弓を射る時の動作も似たような動きなのかな?と思います。

野球のピッチングフォームで、投げる側の腕がトップに上がったときに、反対側の腕は人にも寄りますが、打者側に前に伸ばしています。

これは、伸ばしている側の腕は、クロールで身体を支えてキャッチしようとしている腕で、ピッチングの投げる側の腕はリカバリー脳ということになります。

この後、ピッチングでは前に伸ばしてる側の腕が次第に折りたたまれて脇に抱えるようになりながら反対側の腕でボールを投げることになります。

クロールもだいたい似たような動きになるように思えます。

ただし、クロールの方は水の抵抗があるせいか、やや前に伸ばした腕が長く前に留まっています。というよりは留まるべきのようです。TIスイム的には我慢の手というものです。

我慢の手があることで、より強い反射が得られるのだと思います。

もしこの考え方であっているのであれば、プル側の腕はかなり脱力した状態で、主な動作はリカバリーの腕と言うことになりそうです。

水泳の教本に載っているクロールの泳ぎ方とは随分違ってきます。

教本上のクロールは外から見た動きであって、本来の身体の使い方とは異なるのだと思うのです。こういうことは今でもまだまだ沢山あるよう思います。

ただし、外から見た動きは、無駄がないように教本上の動きをすべきなのだろうと思ってはいます。

ですから、プル動作はハイエルボーで直線の軌道を描きながらプッシュ動作にいくのがいいのでしょうが、このときに腕に力を入れてプルするというのではなく、力を入れるのはあくまでもリカバリー側の腕ということになりそうです。

そうはいっても、腕が弛緩していないと肩の回転は悪くなってしまいますので、腕に力を入れるということではないでしょう。

筋肉はゆったり弛緩した状態が基本で、筋肉の反射を使って速さに繋げる感じがいいのだろうと想像します。

この辺は私の身体に十分な柔軟性がないためになかなか体感できず想像に過ぎないのですが・・・(ーー;)

すなわち、プッシュの時に腕・肩を脚の方にぐっと伸ばしながら反射を使ってぶん回してリカバリーさせるのです。前に伸ばしている側の腕は更に前に伸ばし、プッシュ側は後ろに伸ばし・・・ピッチングフォームのように身体を伸ばします。

そうすると、筋肉は縮もうとしますから、その反射を利用して、リカバリーとキャッチを始めるのはどうでしょう???
一応、反射を使った泳ぎにはなります。ただし、一点、推進力への変換しにくさが若干残っているようには感じていますので、もう少し観察する必要はありそうです。

横っ腹のお肉が減ってきた件

最後に、余談と言えば余談なのですが、最近、脇腹のお肉が減ってきたという話を少々したいと思います。

ダイエットに関しては、いろんな方法がありますが、体重を減らすのなら短期的には食べないのが一番で、いや、そんな話はどうでもいいのですが、部分痩せというダイエットであれば、動かしている箇所が痩せます。

基本的に、身体で太る箇所というのは動かない、動きが鈍い箇所です。顔やお腹に脂がのっているのは、その箇所があまり動かないからに他なりません。

私も週に20km以上泳いでいるわけですが、それでもお腹の横にはプヨっとした箇所があるのです。いや、あったのですが、最近見ていると随分すっきりしてきていることに気づきました。

それで、ちょっと何が変ったかを考えてみたら、ランニングを始めたというのもあるのでしょうが、最近泳ぎ方を変えています。

そして、その泳ぎ方というのが、脇から横っ腹にかけて伸ばすようにしているのです。これはこのページの最初から書いてきたようなイメージです。

以前は、その箇所が硬くて弾力性が全くなかったこともあり全く動かなかったのですが、最近は初動負荷トレーニングのおかげなのか少しずつ動くようになってきており、その箇所を使って泳げるようになっているのです。

恐らく、そのおかげでこのお腹の横のお肉が減ってきたのではないかと思っています。

従って、横っ腹のお肉が気になっている人は、是非横っ腹を目一杯伸ばす泳ぎ方に挑戦してみてはいかがでしょうか。

体側を伸ばしてはいけない!

体側が伸びないように、腕を前に伸ばすのが正解だそうです。

実際、体側が伸びると、身体がクネクネした泳ぎになりますw

ただ、今のところ、体側を伸ばさずに、伸びのある泳ぎのイメージがイマイチできていません。

修正ポイントが分かったらまた追記したいと思います。

更新日:2021/03/22 10:42:37

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