
水泳などをしていると、自分の身体の硬さを痛感させられます。
そもそも、水泳選手が肩を上下させたときの動きと、自分がしたときの動きの差にがっかりさせられます。
そのくらい水泳選手はスムースに身体が動きます。
では、大人はそのくらいスムーズ動くようにはならないのでしょうか?
結論。なります。とっても、時間はかかりますが、なります。なりました。
初動負荷トレーニングで肩の動きが滑らかになった
初動負荷トレーニングを始めたのは以前書きました。
まだ始めて一ヶ月半ですが、明らかに肩の動きが滑らかになりました。
恐らく、初動負荷トレーニングをしていなくても、このような動きにすることはできたと思いますが、一ヶ月半という短期間では無理だったでしょう。想像ですが、1~2年かかったのではないかと思います。
なぜなら、初動負荷トレーニングをする前からず~~~っと柔らかくならないかとあれこれやってましたが、とってもゆっくりしか改善しなかったのです。
それが、初動負荷トレーニングを始めてたったの一ヶ月半で、これだけ滑らかに動くようになったというのは、ちょっと感動的です。
感動的ではありますが、これを読んでいる人が過度に期待しても何なので、誤解のないように書きますが、前から見たらとっても滑らかに動きますが、恐らく後ろ側はまだそうでもないようです。
まだ、と言う言葉をつけたように、動く気配はあります。今まで肩甲骨を動かしても全く音がしなかったのが、最近はゴリゴリと音が鳴るようになっているのです。
どういうことかと考えると、今までは肩甲骨周りの筋肉が全てガチガチに固まっていたのが、最近は一部緩みだして、硬い筋肉を動かすことでそれらがこすれて音を出しているのだと思います。
従って、このまま継続すれば、更に硬い筋肉が緩んでいくでしょう。もう、初動負荷トレーニングをしなくても、力まず泳いでいれば勝手に緩んでいってくれるくらいの感じにはなっているように感じています。
そうはいっても時間がかかりますから、そこは時間短縮のためにも初動負荷トレーニングを続けるのですが・・・
ストレッチじゃダメなのか
初動負荷トレーニングではなくて、ストレッチじゃダメなのか?という疑問もあろうかと思います。
ダメじゃないけど、でもダメに近い。
というのも、ストレッチも継続すれば柔軟性が増すことは色々な人が経験済みでしょう。
しかし、私は、ダメでした。そもそもストレッチが嫌いです。
なぜなら、筋肉が硬いのでストレッチの姿勢をしてもストレッチしないからです。じんわり伸びる位の硬さならいいのです。実際そういう部位のストレッチはさほど嫌ではありません。
しかし、そうではない部位のストレッチは不快でしかありません。筋肉が伸びないストレッチをどんなに頑張っても伸びません。実際には微量ながら伸びていますから、何年もかければ伸びるのだろうとは思いますが、そこまでストレッチが好きになれません。
それに、ストレッチしたい部位はストレッチしにくいのです。
肩甲骨周りのストレッチはとても難しいです。肩ではなくて腕のストレッチになりがちです。もちろん腕が緩めば肩も緩むのですが、やはり時間がかかりすぎます。
腰なんかもそうです。ただ、腰に関しては初動負荷トレーニングでも同様で、直接的ではありません。
初動負荷トレーニングが優れているのは、肩甲骨周辺と股関節周辺に特化している点です。この部位が緩めば、他の部位は勝手に緩んでくれます。
あとは、ストレッチでもOKです。
あと、初動負荷トレーニングでは足首もトレーニングできます。この足首もかなり重要だと私は以前より感じていましたので、この点でも初動負荷マシンはなかなか良くできたマシンだと思っています。
話がそれましたが、ストレッチはある程度柔軟性のある人向けだと私は思うのです。
私の息子は、身体が私以上に硬く、前屈なんてちょっと笑ってしまうくらいです。前屈しようとすると、ほとんど動かないくらいで、横から見てるとコントでもしているようです。
それでもずっとやってるとある程度は曲がりますが、その先がなかなかいかないのです。どういうわけか、ある程度の所まではいくのですが、そこから先の柔軟性が難しいように思います。恐らくペアストレッチなら違うのだろうな・・・とは思います。
その点では初動負荷トレーニングも、継続してやっていないので、現時点では何とも言えないのですが・・・
硬い筋肉には鍼がいいが、鍼だけで終わるとダメ
硬い筋肉をピンポイントで緩めるなら鍼がベストだと思っています。
その筋肉に鍼をすれば、だいたい緩んでくれます。もちろん、鍼の太さとか刺し方などプロにしか分からない部分はあるでしょうが、この筋肉を緩めて欲しいというようなケースなら鍼が最も効果的です。
そうはいっても、なかなかピンポイントでこの筋肉を緩めてくださいと鍼師に言えるわけでもありませんし、もう一つ付け加えれば、鍼だけで終わってしまうと、効果半減というか、もう一手間加えてやれば効果倍増します。
鍼は、効果が24時間持続すると、2~3日持続するとか、なんなら1週間は持続するとか、まあいろいろな意見があります。
体感的には、2~3日は持続しているような気はしますが、直接的には、やっぱり最初の24時間くらいが最も効果的な時間な印象です。2~3日とか1週間とかというのは、周辺筋肉への波及効果も含めた、間接的な効果の持続時間というところではないかと思います。
仮に3日間ジワジワと効果が継続するとすれば、3日間にわたって鍼を刺した筋肉が緩んで、またその周辺の筋肉に波及して・・・いくわけですが、その少し緩んだ筋肉も、そのまま刺激を与えずに元の生活に戻ると、当たり前のように元に戻ります。
身体全体的に緩みだしいる場合は、放置していても硬くなる可能性は低いのかもしれませんが、身体が硬い状態の場合は、硬くなっていくのが必然です。
なぜなら、身体はその筋肉が硬くしようとして硬くなっているのです。身体にとってはその筋肉が何らかの理由で硬くする必要があると判断しているわけです。それも無理矢理緩めたところで、また元に戻そうとするはずなのです。
従って、元に戻さないような工夫をしてやった方が、断然効果的なのです。
鍼をしてもらった日はとても身体が怠くなっていますし、水泳に至っては感染症を心配して禁止令が発令されることが多いですので、基本的にはゆっくり休んだ方がいいでしょう。しかし、休んでいいのは当日だけです。翌日は積極的に身体を動かさなくてはなりません。
積極的に動いて身体のバランスを崩します。筋肉が硬くなっていたときのバランスだと、またその筋肉を硬くしようと身体はしますので、あえてバランスを崩すように身体を動かすのです。
例えば、脇の下の筋肉を緩めたのなら、脇の下の筋肉を目一杯伸ばすような動きをしたりストレッチをしたりして、その緩んだ状態をさらに緩めるようにするのです。
最悪、散歩などをして、身体に刺激を加えてあげます。バランスを崩すと書きましたが、鍼をした時点で元のバランスからは崩れているのです。
ですから、その状態でとにかく身体に刺激を与えます。大きく強い刺激がいいのか、小さい刺激がいいのかは、本人の体調や目指すところで異なると思いますので、試行錯誤してもらうしかありませんが、私は、どんなにしんどくたって構わないと考えているので、とにかく大きく動かすようにしています。
といっても、鍼をした時点で筋肉が緩んだといってもたかだかしれているので、動き自体に大きな変化はありません。ある程度意識的に動かす程度ですが、これが、案外効くのです。
鍼の効果が10だとしても、これをすることで20にも30にもなると私は感じています。逆にしなかったら、5に下がってしまうかもしれないと思っています。とにかく、身体に刺激を与えるように意識してみてください。
難しく考える必要はなくて、鍼をしたら翌日は軽くでもなんでもいいので、身体を動かしましょう、ということがポイントです。散歩でも十分ですよ。できれば、裸足に近い状態で散歩できればベターです。刺激を与えることが目的なので、刺激を減らすようなクッションのある靴はあまりおすすめではないのです。
と、ここまで書いて、気づいてしまいました。
以前にも同じような内容の記事を書いていました。(ToT)/~~~
折角書いたので、とりあえず、しばらくは置いといて、いずれ統合しようかと思います。