速く走ったり、速く泳いだりするには、いろんなトレーニングをしなければいけないような気がしますが、でも、結局は、身体がベースだな、と当たり前のことを最近思っています。

速く泳いだり走ったりするには速く泳げる、走れる身体が必要だ!

結局は、今の身体の状態で出せるスピードってのがあって、それ以上を出そうとするとしんどい。しかし、今の身体の状態で出せるスピードまでなら、全然余裕がある、そんな気がしています。

例えば、3分/kmで走りたいのなら3分/kmで走れる身体が必要で、5分/kmでしか走れないのなら、それは5分/kmの身体なのだという考えです。

2分/100mで泳いでる人が1分/100mで泳ぎたければ、そういう身体作りをしなければならないのではないか?ということなのです。

ちょくちょく書いていますが、私は左肩や左の股関節の稼働域が極めて狭いです。右も決して広いわけではありません。

例えば、両腕を上に伸ばして耳につけたまましゃがむと、左腕が前に倒れてしまいます。右腕はかろうじて耳につけていることができますが、かなり頑張っている状態なので、水の中でその位置に腕を維持できるのかはかなり怪しいしょう。

そんな身体なので、1500mを25分くらいが限界なんだな、と感じています。どう転んでもマラソンでサブスリーは難しいでしょう。

関節が曲がっている限り速くは泳げない

画像にあるような泳ぎをみて、速く泳いでいるように見えます?

あらゆる関節が曲がって泳いでいますね。たぶん泳がないデザイナーが書いたイラストなんでしょうが、こんなフォームでは速くは泳げないし、実際、こんな感じの人を見かけることはよくあります。

いつも行くプールに、時々現れるトライアスリートらしき人がいます。アスリートカンパニーのウェットスーツを着て泳いでいたことがあるので、彼は間違いなくトライアスリートでしょう。

彼は、クロールの練習をしていますが、決して速くはありません。トライアスリートとしては遅いでしょう。

1500mで35~40分程度ではないかと思われます。

その彼が泳いでいる所を観察していると、とにかく全ての関節が曲がっています。

私も、膝はまっすぐに伸び難いのですが、それでも、少なくとも170度くらいには開いているとは思います。

でも、彼の場合、常に135度くらいに見えるんです。キックをしようとしている関係もあるでしょうが、見た目的にはそんな感じです。

伸びないのか、伸ばそうとしていないのかは分かりませんが、少なくともその膝の角度では、脚は沈みます。

加えて、彼の場合、肘、肩、腰、股関節とあらゆる関節が折れ曲がっています。ピシッと伸びることがありません。

たぶんTIスイムをやろうとしているんだろうというのは、横から見ていて分かるのですが、関節が伸びないためにグライドは一切しません。それどころか、身体が沈んでしまっているので、どうしようもありません。

彼が、もし、関節を伸ばそうと意識したときに、どの程度伸びるのか?というのが問題です。

全ての関節が伸びれば、おのずと水の抵抗が減って格段に速くなるのは間違いありません。

逆に、伸ばそうとしても伸びないのであれば、もはや改善の方法はありません。なぜなら、あまりにも水の抵抗が大きすぎるからです。

これは、初心者レベルの話ではありますが、上級者レベルでも、細かな箇所の稼働域の違いで同様の現象があるのではないかと思います。

エイジ狙いなら身体作りが最優先

最高レベルのアスリート達でいえば、稼働域の違いではなくて、稼働域に応じたフォーム作りなどもう一段上の戦いなのかもしれませんが、少なくともエイジで上位を狙おうとするのであれば、それ相応の身体作りだけで十分ではないかと感じています。

というのも、最近、初動負荷トレーニングを始めたおかげで稼働域が少しずつ広がってきています。

そのおかげで、ランニングのタイムが、1分/kmほど速くなっているのです。もともとが遅いので一気に速くなっていますw

トレーニングの成果じゃないかって話もあるでしょうが、別段トレーニングをしている訳でもありません。

時々気まぐれに走る程度ですし、そもそも速く走ろうとしたわけではないのです。

楽に走っていたら勝手に速くなっていた・・・というだけの話なのです。

膝の関節が緩み、足首もやや緩み、股関節も若干動くようになり・・・と次第に筋肉の反射が使えるような動きになってきています。

というわけで、トレーニングは身体を鍛えるだけではなくて、身体を整える側面も多分にあるんだろうと感じています。

更新日:2018/10/27 22:41:24

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