アスリートの場合、とにかく身体の柔軟性が必要です。

ところが、年齢を重ねるごとにその柔軟性は乏しくなっていきます。

水泳は特にその柔軟性が求められるのは誰もが知るところでしょう。

ところが、柔軟性が必要なことが分かっていても、その柔軟性を得るのは、とてつもなく大変です。筋トレして、筋肉を鍛える方が遙かに簡単だと思います。

水泳選手に必要な柔軟性

私のような大人になってから水泳を始めた人は、この柔軟性という点で大きなハンデを背負ってると思わざるを得ません。

そもそも水泳というスポーツは、水の抵抗をいかに減らすかがポイントですが、柔軟性がないとそれすらままならないのです。

ある程度のスピードまでは柔軟性なんてそっちのけで、力任せに泳いでも行けてしまうのですが、これで限界に達すると、もはやどうしようもなくなります。

柔軟性のない身体は水の抵抗の大きな姿勢しか作れないため、スピードを上げようとするとどうしても水の抵抗が大きくなってしまい、しんどいわりには全然速くない状態になります。下手すると、しんどいのに遅くなったなんて、笑えないことは多くの人が経験しているのではないかと思います。

というわけで、柔軟性の向上が、大人は特に最優先課題だと私は考えています。

柔軟性向上のためにストレッチ?

柔軟性の向上というと、ストレッチが考えられます。ストレッチの賛否はおいておいて、ストレッチで柔軟性が向上するのか?という疑問があります。

確かに、柔軟性が向上するのは、実感しますが、あまりにも遅い印象があります。

ストレッチも誰かに押してもらったりサポートしてもらうと限界を超えやすいのですが、自分一人でやるとなると、なかなか思うようにはいきません。

かといって、ペアストレッチをするようなパートナーは通常いませんし、スポーツクラブなどでお願いすると30分で3,000円ほどは必要です。

なんたって、毎日やりたいわけですから、1回3,000円程度だとしても、30回やれば9万円です。毎月ストレッチに10万円近いお金を払える人はそうはいないでしょう。

柔軟性向上のためのマッサージや整体、鍼

じゃあ、マッサージや整体や鍼はどうだろうというと、確かに効果はあるのですが、そう頻繁にやるようなものでもありませんし、柔軟性を高めてくださいとお願いしづらいですね。

鍼なんてのは、硬くなんている筋肉を緩めるのにとても効果的ですが、しかし、硬くなっている筋肉というのはそれはそれで理由があって、いきなりそこに鍼を打っても、すぐにどうこうなるわけでもありません。

鍼やら整体やらマッサージは、定期的に、若しくは不定期にお願いして継続的に行えば、それなりに効果はあるのですが、やはり、柔軟性向上という視点からすると物足りない感じは否めません。

鍼については、もうちょっと詳しく書いてみました。実は私は鍼が好きですw

ストレッチ向けマシンの効果は?

ここで、最近よく聞くストレッチ向けマシンを使った方法を私は検討しています。

身体を柔らかくするマシンです。有名なのはイチローが使っている初動負荷理論に基づくマシンです。

初動負荷理論の本を読んでも何のこっちゃさっぱり分かりませんが、初動負荷トレーニングをした人の感想を総括すると、どうやら身体が柔らかくなるといえそうです。

初動負荷理論に基づいたマシンを使用してトレーニングすると、筋肥大効果はあまり期待できませんが、柔軟性が増し稼働域が広がるそうです。

そして、初動負荷トレーニングに使用されるマシンとよく似たマシンが最近はチラホラ見かけます。

口の悪い人の中にはパクリマシンだと表現する人もいますが・・・
私は似ているだけだろう・・・ということにしておきます。(^_^;

いずれにしてもそういうマシンがあるわけです。

では、そのようなマシンでトレーニングすると本当に柔らかくなるんでしょうか?

ストレッチのマシンというのは、簡単にいえばトレーナーと行うパートナーストレッチを一人でやっているようなものです。

ですから、ストレッチをすれば柔らかくなるという考えでいけば、当然ながら柔らかくなる筈なのです。

そして、マシンを使用している=トレーナーに手助けしてもらっているようなものですから、一人でやるストレッチよりは断然効果的なのは想像できるでしょう。

ただ、このストレッチのマシンを十分に導入している施設というのがなかなかないのです。

初動負荷のワールドウィングの名称がついているジムは、全国にあり、ここには十分な種類のマシンが設置されていますが、それ以外のメーカーのマシンとなるとあまりないのが現状です。

あっても、そこに置いているマシンは2~3種類だけというケースも少なくありません。

ワールドウィングも、全国各地に広がりつつはあるものの、自分の生活圏内にはなかなか現れず・・・

初動負荷のワールドウィングで体験してみる

私が住む大阪にも2016年にワールドウィングという名のジムが登場しました。

それ以前にも初動負荷マシンを置いているジムは存在していましたが、提携解消しています(提携解消ということは、最新のマシンは使えないということだと私は思っています)。しかも、ちょっと遠い。

高槻市の市営ジムにも古いマシンが多数置いてあるそうですが、我家から15km以上あり、毎日通えるようなところではありません。

というわけで、なかなか通えなかったのですが、2018年8月に梅田にもワールドウィングが開店しました。

梅田も決して近いわけではないのですが、自転車なら30分ほどですから、とりあえず暫く通ってみようかなということで、とりあえず、体験に行ってみました。

初動負荷のトレーニング頻度

初動負荷トレーニングは、一般的な筋トレとは異なり、身体への負担は大きくありません。

従って、筋トレによる筋肥大のようなことは期待できません。

そのため、トレーニング頻度としては、毎日でも大丈夫なのです。

筋トレでも腹筋なら毎日やってもいいなんことを聞いたことはないでしょうか。だいたい似たような理屈です。

例えば、私たちは、毎日歩きますが、別に歩いた翌日は休みましょうなんてことは言われないですよね。そういうことです。

逆に週1~2回という人も少なくはないようです。この辺は実際に試してみないと何とも言えない部分ではあるのですが、初動負荷トレーニングの効果を考えると、毎日とか週に5回くらいやった方がいいんじゃないかと思っています。

初動負荷のトレーニング時間

ではトレーニング時間はどうでしょう?

これに関してはいろいろあるのでしょうが、一般的には30分~1時間程度のようです。マシンの種類が限られていますから、2時間かけてトレーニングしたいと思ってもそうはできないです。

ですから、1時間、長くても1時間半くらいなのかなぁと想像します。

と、思っていたのですが、1ヶ月半が過ぎた時点で私は毎回1時間半のトレーニングをしています。1時間半でまあまあ疲れていますが、メニュー的にはもう少しできるのかな?とも思っています。

それでも2時間くらいかなと言う気がしますが、強者はいるようで、2~3時間トレーニングし続ける人とか、なんなら半日以上やってる人もいるようですから、人それぞれとしかいいようがないようです。

通常の筋トレですと、疲れ切ってしまいますが、初動負荷トレーニングの場合は、ほとんど力を入れないというか、力を入れないようにトレーニングするので、慣れてくれば慣れてくるほど楽にトレーニングできるようです。

私も次第に力を抜くコツが分かってきたので、だいぶ楽にできるようになってきています。

更新日:2018/12/25 0:07:14

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。

にほんブログ村 その他スポーツブログ 水泳へ
にほんブログ村