このカゴは290mm×430mmと結構な大きさで、だいたいビールなどの24缶入ってる箱が丸々入る大きさです。価格は1万円前後と結構しますが、キャリア付きですから、びっくりするほど高いわけでもありません。重さはスチール製のため2kgを超えていますので、その点はやや注意というところです。
ちなみに上述のライトウェイのキャリアも価格はほぼ同額です。ライトウェイの方が一回り小さくて色はシルバーと黒の2色あります。ただし、耐荷重量は8kgとなっており、ガモーKCL-1Rの18kgと比較するとかなり劣ります。このあたりがアーバンな感じでしょうか(爆
上記ネットはブリヂストン製ですから2,000円前後の価格ですが、安いものでよければ1,000円しないものも少なくありませんし、100均でも売られていますから、そんなのでもいいかもしれません。
ブリヂストン製などは耐久性は100均のものとは比べるまでもありませんが、あまり伸びないので人によっては使いにくいでしょうし、100均のものなら20個も買えるわけでそれなら定期的に買い直してもいいのではないでしょうか。
ところで、キャリアってつけると取り外しが面倒なようですが、たしかに最初に取り付けるときは長さを調節したり面倒なことは多々あるのですが、一度つけてしまえば、上述のタイプのキャリアですと、ネジは4箇所だけですから簡単に外せます。
再度取り付けるのも、調整した部分のネジを緩めたりしていなければ、そのままつければいいだけなので、4箇所ネジ止めするだけです。
ですから週末にキャリアを外してサイクリングに行くなんてことも思っているよりは面倒ではないのです。
さて、最後に一番の問題が盗難リスクです。
自転車通勤で問題になるのが、自転車をどこに止めておくのか?です。会社の中に駐輪スペースがあればいいのですが、通常はビルの駐輪スペースか、街中の駐輪場ってことになるでしょう。
いわゆる不特定多数の人が出入りする場所です。
こういう場所に駐輪すると、問題なのが悪戯や盗難です。
20万円以上もするような自転車なら盗んでくださいと言ってるようなものです。鍵云々の問題ではありません。出来心の盗難であれば鍵である程度盗難リスクは抑えれますが、泥棒が本気で取りに来られたらまず無理です。
この辺は家の泥棒対策と同じで、木造の家から窓をなくして出入り口をなくしたとしても、本気の泥棒なら壁に穴を空けて入ってくるのです。従って本気の泥棒対策は基本的にはありません。自転車も同様です。まずは狙われないようにするしかありません。
泥棒に狙われない自転車とは何かといえば、高く売れそうにない、この一点につきます。売らずに自分で乗るという泥棒もいるでしょうが、それでも高く売れそうにない自転車というのは、格好よくない自転車です。
ドロドロ、ボロボロなど見た目が美しくなかったり、パーツも安価な物ばかりだったりするとわざわざ狙いにはきません。出来心で盗られるのがせいぜいです。
出来心対策は、鍵である程度抑えることはできます。従って、泥棒を本気にしない自転車が望ましいわけです。
それはどんなのか?を考えます。
まず価格は10万円以下。10万円以下の自転車はわざわざ盗んでも大した利益になりません。パーツをばらしても安物ばかりです。電動自転車の場合は売れるみたいですが・・・
それから、ちょっと汚れている方がいいようには思います。ピカピカの新品ならそれなりの金額で売れるかもしれませんから、間違っても磨いてピカピカにしちゃいけません。(^_^;
薄汚れている方がいいのですし、泥よけがある方がダサいので安っぽく見えます。泥よけが付いていても格好いいバイクは格好いいのですが、ほとんどの場合格好いい~とは言いづらい見た目になりがちですから、そういう意味でも泥よけはおすすめなのです。
盗難リスクを検討してきましたが、現実的には自転車の盗難の大半は2~3万円台のママチャリだそうです。
2~3万円台のママチャリを盗んでどうするんでしょう?中古で売るのか自分で乗るのか。歩くのが面倒になってたまたま見かけた鍵のかかっていないママチャリがあったから勝手に乗っていく・・・というところなのでしょうか。
都市伝説的には後ろかごが付いていると盗られにくいというのがありますが、売る目的なら取り外せばいいだけですから、あまり効果があるとも思えないです。盗んで自分が今すぐ乗るというのであれば、後ろかごは避けたいかもしれませんが。
そんなわけで、とにかく泥棒に気づかれない、あまり目立たないクロスバイクにしておいた方が無難なのです。ピカピカのバイクはどうしても目立ちますが、小さな傷や汚れがいっぱい付いてくると他の自転車と溶け込んであまり目立たなくなりますね。
盗難リスク回避というのであれば、盗むのが面倒臭そうにしておくのがおすすめです。短絡的な盗難の場合は他の自転車との兼ね合いなので鍵がかかっているだけでも全然違うのです。
ただし、転売目的の場合は、こういうのは何の役にも立ちませんが・・・やはり泥棒に見つからないのが一番です。
それから、ホイールですが、クイックレリーズはやめて、盗難防止スキュワーってのが売ってますので、それに変えておきましょう。
それでも駐輪の時にはタイヤもワイヤーを通してロックしておいた方がいいのは言うまでもありません。
あと、シートポストもクイックじゃない方がいいです。クロスバイクの場合はクイック出ないことが多いですが、ママチャリの場合、サドル用の鍵が売れているくらいサドルの盗難も多いのです。
タイヤとシートポストの部分を工具無しで取り外せなくなると、基本的には行きずりの盗難リスクはほぼ無くなります。
本気の泥棒に狙われた場合は、諦めるしかありません。
そういう意味では、自転車通勤で、駐輪スペースに不安がある人は、あまり高級なクロスバイクを購入するのではなくて、安価なクロスバイクにしておくことをおすすめします。
前述しましたが、安価なクロスバイクで、ちょっと薄汚れていると、転売しにくいですから、盗難リスクが多少抑えられるのです。
自転車通勤する場合、駐輪しておかなくてはなりますから、スタンドも欲しいですよね。
ロードレーサーにスタンドをつけたらそれだけで不格好になります。たぶん20万円以上の自転車にスタンドをつけたいと思う人はいないのではないかと思うくらい不格好です。
それはともかく、キックスタンドが一般的ですが、このタイプのスタンドはすぐに倒れてしまうという欠点があります。ましてや斜めになっているところだと役に立たないことだってあります。
そういう時はBB後ろに取り付けるセンタースタンドというものがあります。これだと、脚が2本付いていますから比較的安定します。ただし、フレームの形状やブレーキ、ディレーラーなどの影響で取り付けられないクロスバイクもありますので、このあたりは自転車屋さんに訊いてみるか、ダメ元で試してみるしかありません。
もう一つ、ロードレーサーかクロスバイクかという点ですが、クロスバイクの方が安っぽいですから、盗難リスクは当然クロスバイクの方が低いです。
ハンドルがフラットバーかドロップハンドルかという点ですが、フラットバーの方が低速時に安定しやすいです。スピードを出すという前提で考えればドロップハンドルの方がいいのですが、市街地をそこそこのスピードで走る自転車通勤を想定するとフラットバーの方が無難です。
ディスクブレーキは好き好きです。ついてる方がテンションが上がりますが、盗難リスクも上がります。雨の日の制動力も上がります。
実際のところディスクブレーキの有無で価格は大して変りません。5,000円程度の話ですから、欲しければついてる自転車を探せばいいですし、無くても問題ないでしょう。
雨の日にも乗る人はついてた方がいいのかもしれませんが、メンテナンスのことまで考えると微妙ではありますね。
これらをひっくるめて、私が自転車通勤におすすめする自転車は、
5~7万円のクロスバイクに、泥よけ、スタンド、場合によってはリアキャリアをつけたもの
になります。
さて、ジオスのミストラルに泥よけとリアキャリアをつけると
こんな感じになります。コメントしにくいというか、えへへ・・・って感じでしょうか。これが薄汚れると、盗難リスクを低減させるという意味ではいい感じではないか思います。
フレームが黒だとフェンダー、タイヤなどと同色化するのでフェンダーは目立ちにくいとは思いますので、個人的には黒が好きです。
白のフレームだと、シルバーのフェンダーの方がいいのかな?とは思っています。シートポストやステム、ハンドルの色がシルバーならフェンダーもシルバー、黒ならフェンダーも黒って感じなのかな?。
スタンドは、大抵 キックスタンドになりますが、センタースタンドの方が安定しますから駐輪することを考えると転倒リスクは減りそうです。問題はつけれないバイクも少なくないというところです。
最後にペダルですが、当然ながらSPDがおすすめです。
特にPD-A530がおすすめです。PD-A530は片面が普通のペダルで片面がSPDになっていますから、普通の靴やサンダルでも乗りやすいのです。
ちょっとコンビニにって場合でも乗りやすいのではないでしょうか。自転車通勤やサイクリングのときはビンディングで、ちょっと買い物というときは普通の靴で、と使えるので便利でしょう。
ビンディングの中でもSPDは、歩きやすいシューズが多いですし、ファッション的にも街乗り向きのシューズになっています。
MTB用はちょっとごつい感じですが、サイクリング向けのものだと普通のスニーカーと変らないようなものもありますから、ロードレーサーなどでつかういかにもレーサー用というビンディングシューズとは異なります。
個人的におすすめなSPDシューズはこのCHROMEです。
写真を見てもらえば一目瞭然ですが、普通なカジュアルな靴でしょ。
これだけではなくて他にも普通な感じのシューズが揃っているメーカーですから、男性ならおすすめのSPDシューズです。
では具体的にはどのクロスバイク?ってことですが、完全に好みの問題ですから、好き勝手に選んでください。
定番のクロスバイクは下記で紹介しています。
クロスバイク自体は、安物を選ぶのなら、Amazonなどで探せばいくらでもあるのですが、通勤のようにある程度の距離を乗るのであれば、トラブルを避ける意味でも、そこそこのクロスバイクを選んでおく方が無難です。
ただ、高級すぎると盗難リスクがあがるので、定番どころのジャイアントやジオスなどのクロスバイクがおすすめといえばおすすめです。
そして、私が選んだ自転車はライトウェイのシェファード。
でも、一目惚れしたのはTREK FX 2 Discです。
価格もどちらも税込で6万円ちょっとです(TREKはペダルやスタンドは別途必要です)。
何故、シェファードを選んだのかというと、目立たないからの一言に尽きます。
見た目もすっきりとしていて好きな形ですし、他にもフロントがシングルだとか、BBやハブなど細かいところもコストダウンしていないなど結構いい自転車ですが、何よりも目立たないそのフォルムが気に入りました。
はっきり言ってしまえばTREKの方が格好よかったのですが、私が欲しいのは移動手段としての自転車です。
そんなわけでフロント3段もディスクブレーキもオーバースペックで自己満足以外の何物でもありませんし、盗難リスクを高めるだけだと思いやめておきました。
ですから、素人がみるとよく分からないライトウェイは移動手段としての自転車としてはいいんじゃないかと思ったわけです。実際に買うまではかなり悩んだんですけど。。。
買ってしまえばあとはどうでもいいですよね。