立甲と抜骨とゼロポジション

最近というか、数年前から注目されていることに立甲というのがあります。

肩甲骨を立てることです。

肩甲骨が立つと、肩甲骨の自由度が増しますから、単純にパフォーマンスが上がります。

いわゆる稼働域が広がるわけです。

ですから、立甲ができますと、ゼロポジションも広がるんです。

立甲とゼロポジション

ゼロポジションというと概ねこの角度というのがあります。

立甲ができるほど稼働域が広がりますと、立甲ができない人だとゼロポジションになっていないような角度でもゼロポジションになるのです。

ゼロポジションでプルができれば、怪我のリスクはかなり減りますし、やはりパフォーマンスもあがります。

通常のゼロポジションではキャッチぐらいしかできそうにありませんが、立甲ができますと、肩甲骨が自由自在で動くわけで、そうしますとゼロポジションでプルからプッシュまでできてしまうなんてことも・・・

クロールなら抜骨

立甲は肩甲骨を後ろに下げた状態ですが、逆に肩甲骨を前に持っていった状態を抜骨といいます。

ボクサーの思いのほか伸びるパンチなんてのは抜骨になっているから起こりえるのです。

そう、腕が遠くに伸びるわけです。クロールもなるべく遠くに入水しろだとか、大きく伸ばせだとか言われるように、抜骨ができると、できない人と比べるとより遠くに腕が伸びるのですから、絶対的に有利です。

実際、一流選手は抜骨になっていると思われます。ですから、クロールを極めるためには是非とも抜骨したいのです。

立甲ができれば抜骨もできるということのようですから、まずは立甲を目指したいのです。

立甲に必要な筋肉は前鋸筋です。前鋸筋が機能してくると、広背筋や腹斜筋も機能し、体幹も安定してきます。なんだかよく分かりませんが、クロールには間違いなく役立ちそうな匂いがプンプンしますよね。

もちろん、クロールのみならず、ランやバイクでも役立つに決まってます。

だから、立甲は、必須ですw

立甲のやり方

立甲はどうすればできるのか?

立甲のやり方というのは、ネットでも沢山掲載されています。

ですから、それらを参照していただければいいのでしょう。

誰でも練習できればできるという風に言ってる人が多いでしょうか。

でも、そう簡単な話ではないですよね。一応、私も毎日、あれこれ訓練はしていますが、なかなか・・・

特に不具合の多い左肩甲骨は全く手ごたえを感じ得ません。毎日1mmずつ動かしてくださいといわれても、1mmも動けば何とかなるかもしれませんが、1mmさえ動きそうもありませんw

右は多少動くかな?という気がするのですが・・・

若い人、身体の柔らかい人なら自主練で比較的簡単にできるのかもしれませんが、50歳近い年齢ともなりますと、そうそう簡単にはできそうもありません。

いろいろ頑張ってはみましたが、どうにもこうにもなりそうもないなぁ~と感じているところです。

というわけで、強制的な立甲を目指したいと思います。

できぬなら無理矢理やってしまえ、立甲!

強制的に動くようになっても、前鋸筋が機能するわけではありませんが、動かない状態で動かそうとするよりは鍛えやすくなります。

だから、まずは強制的に動くようにし、その後に周辺筋肉を鍛えていくという逆算式で立甲を目指しますw

そもそも、錆び付いた車というのは、初動が最も大変で、それを自力でなんとかすると言うのは、格好いいアプローチですが、決して効率がいいとはいえません。

最初に動きにくいところを整体師などに助けていただき、ある程度動くようになった後に自分で筋肉・感覚を鍛えていく方がいいでしょう、という考え方です。

強制的な立甲はどうすればいいのか?と考えると、まずは肩甲骨はがしですよね。肩甲骨が動くようにしたいわけですから、まずは「肩甲骨はがし」をしてもらいましょう。

というわけで、近々肩甲骨はがしをして貰いに行ってきますので、乞うご期待w

ちなみに、某整体院で、強制的に立甲してもらえないか尋ねたところ、肩関節あたり?に炎症を起こす可能性があって怖いから無理!みたいなことを言われました。

なので、基本的には、地味に練習するしかないようです。ただし、肩甲骨はがしは別の整体院でやってもらおうとは思っています。だから、やっぱり乞うご期待w

肩甲骨はがしで立甲!

というわけで、行ってきました。肩甲骨はがし!

結論。

あかんもんはあかん。玉砕です。

私の肩甲骨の状態って言うのは、まあまあみたいです。ビックリするほど硬いわけではありませんし、柔らかいわけではないというところです。

水泳をしていますから、一般人からすると肩の稼働域は広いみたいです。(^^;

ですから、肩甲骨はがしをしてもらったところで、劇的な変化はありませんでした。

どうやら、あれは、すっごい硬い人がちょっとした変化で喜ぶ類いのもののようです。

私のようなある程度動く人が行ったところで、いきなりどうこうなるわけではないようです。

すなわち、コツコツと柔らかくするしかない・・・

一応、立甲のやり方も教えてもらいました。

脇を締めるというのができないようで、だいぶ教えてもらったのですが、ものすごく力を入れないとできません。

たぶん、これが自然な感じでできるようにならないと厳しいのでしょうね。

脇の下の筋肉はまだまだ硬いので、その辺りも影響しているのかもしれませんし。

なかなか道のりは遠いようです。残念orz.

というよりも、衝撃の事実が判明してしまいました。

立甲には前鋸筋や小胸筋の柔軟性が必要だ!

立甲するためには前鋸筋や小胸筋の柔軟性が必要なようですが、私は、どちらもカチカチです。

ストレッチ屋さんに行ったときにも「かたいですねぇ~」ってさらっと言われてしまいました。

実際、前鋸筋なんかは弾力性のないただの肉の塊ですし、小胸筋は完全に筋張ってますので肩甲骨は上の方に張り付いているんです。

「肩甲骨が動いていません」なんてことを言われるのも無理もないところです。

ところが、これを言われた後、意識して肩甲骨を動かす努力をしていますと、あら不思議、1週間ほどで肩が少し下に落ちました。

1cmなのか数mmなのかは分かりませんが、とにかくストンと落ちたので、以前よりは肩甲骨の可動域も広がってきました。

前鋸筋も、固いですねぇと言われただけでなく、ちゃんとストレッチしてもらったので、だいぶ柔らかくなってきていますので、立甲できる日も遠くないかも・・・

立甲のためには立甲できる身体作りが必要

肩甲骨はがしだなんだってのが流行っていますが、肩甲骨はがしって別に整体屋さんの専売特許でも何でもなくて、ストレッチ屋さんでも普通にやってくれます。

やってくれますが、私のようなガチガチの身体でやってもらってもさほど効果はありません。

もっと周辺筋肉の柔軟性を確保していく必要があるようです。

結局は、前鋸筋、小胸筋のみならず、大胸筋や僧帽筋やあらゆる筋肉が連動していますから、そういう部分を緩めていかないと仕方ないようです。

確かに立甲をするためにはコツがあるようですが、コツ以前の問題としてコツをつかんだら動く身体かどうかというのも大事なポイントなのでしょう。

そして、その動く身体というのも、思っているよりは簡単なのかもしれません。

私は、鍼で何とかならないかと考えたりもしましたが、どっちかというと、動かす意識が大事なポイントなのでしょう。

肩甲骨を色んな角度に動かそうとすれば自ずとその周辺筋肉が緩んでくるってもんですw

そもそも立甲もその色んな角度の一つに過ぎないわけで、だったら「前鋸筋を緩める必要はないんじゃない?」なんてことは考えちゃ~いけませんよ。

”前鋸筋が動かない→立甲できない”のはたぶん間違いなさそうですから。ただし、逆は成り立たないケースがありそうです。立甲できないのは前鋸筋が動いていないからだとは言い切れませんよね。

とにかく、ガチガチの肩を持っている人が立甲をするにはガチガチの肩をまず何とかするところから始めましょう。

立甲もやっぱり結果であって追うものでもない

さて、ここまでいろいろ試行錯誤してきましたが、ここで結論。

結局のところ、立甲をしたい目的はパフォーマンスアップです。立甲できるからパフォーマンスが高いのではなく、パフォーマンスが高い人は立甲できるくらいに身体が自由に動くというところではないかと思うのです。

最初の方に書きましたが、水泳の場合、立甲というよりは抜骨です。そもそも立甲のように肩甲骨を後ろに立たせることが実際の動きの中であるのか?と考えると、恐らくほとんどない筈です。

ですから、立甲が目的ならともかくパフォーマンスアップが目的であれば、立甲なんてできてもできなくても構わない。

しかし、立甲できるようになるということは、前鋸筋などを意識的に使って動かせるということですから、パフォーマンスアップに繋がる可能性は高まります。

だったら、立甲、立甲と騒ぎ立てたりせずに、前鋸筋などを動かす練習をしていればいいんじゃないかな?と思うのです。

立甲ができるとゼロポジションも広がると最初に書きましたが、これも立甲ができなくてもゼロポジションが広がれば全然問題ないわけです。

こう考えていくと、立甲なんてどうでもいいや・・・と言うことになるのですが、何度も書きますが、大事なのは思い通りに身体が動かせるということです。

可動域の狭さも、よくよく考えてみると、周辺筋肉を上手に使えていないが故に可動域が狭くなってしまっているわけですから、肩なら肩の筋肉だけでなく大胸筋・小胸筋・前鋸筋・広背筋などなどあらゆる筋肉を動員して動かせるようになるべきで、そうすれば、可動域も広がるし、身体全体を使って腕を使えるようになるのです。

じゃあ、どういう風に練習すればいいのか?を考えると、立甲の練習をするのも一つの方法なんだろうな、と思います。

立甲の練習状況・・・

この記事を書き始めたのが7月で、今はもう年も明けて3月ですから半年以上が過ぎていますが、相変わらず立甲ができる気配はあまりありません。というか最近は、あまり立甲の練習をしていないのですが・・・時々ストレッチをしている時に、背中や方が動きやすいときに、たまに試しています。

そこで思うのは、脇の下を締めて、ぐ~~~っと痛いくらいに腕を背中の方に上げていくと、ちょっとだけ出てきます。肩甲骨がw

このときに邪魔をしているのが、どうやら僧帽筋あたり。

筋肉の名称がよく分からないのですが、いわゆる肩から首にかけての筋肉が私の場合極端に硬いのですが、これが結構邪魔をしている感じがします。

前までは全く動かなかったので、そんなことには一切気づかなかったのですが、最近は首周りの筋肉もだいぶ弾力性が出てきて、肩もマシになってきたので、動かないことに気づくレベルにまでは来たというところでしょうか。

加えて、立甲を試みると、腰回りの筋肉まで悲鳴をあげます。

腰回りの筋肉も最近かなり緩んで来ているので、その辺も稼働しかかっているようなのです。

立甲の場合、こういう部位の稼働も必要なんだろうと思います。結局は肩甲骨周りの筋肉だけでどうこうなる話ではなくて、やはり全身の筋肉が連携してできる動作なのでしょう。

だからこそ、立甲ができることが、パフォーマンスに繋がるということなんだろう・・・と今のところ思っています。

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2018年7月16日水泳, 身体作り立甲水泳, 身体作り

Posted by encoo