最近の水泳においては腹圧を高めて泳ぐのが当たり前です。
しかし、これはなかなか難しいものです。
腹圧の高め方
腹圧を高めるというのは、腹横筋を収縮させてお腹をコルセットのように固める状態と言われているようです。
しかし、腹横筋を収縮させるって難しいですねぇ。
ところで、腹横筋と横隔膜は拮抗筋だそうです。
腹横筋を収縮させるのが難しいのなら、拮抗筋である横隔膜を動かせばいいのでは???
腹横筋を収縮させるためには横隔膜を下げてあげればいいんです。すなわち息を吸い込む。
ちなみに腹圧が最も高まるのは息を止めている時だけですから、息を目一杯吸いこんで、お腹を膨らまして息を止めた状態が腹圧が最も高い状態と言えそうです。
スタンフォード式疲れない体は水泳に最適!
IPA呼吸法というのがありまして、これは息を吸うときも吐くときも腹圧を高めておく呼吸法です。
なんだか、水泳の為の呼吸法に思えるのは私だけでしょうか?
ちなみにIPA呼吸は腹圧呼吸とも呼ばれます。しかし、腹圧呼吸は腹式呼吸とは異なりますよw
この本の中で紹介されていますので、ご興味のある方は是非ご一読いただけたらなぁと思います。
水泳をされる方には、特におすすめです。
なぜなら、この本の中にも水泳選手の事例がいくつか載っていました。
以前読んだときには全く意識していなかったのですが・・・(^_^;
もちろん、スポーツ全般に活用できるでしょうし、普通に生活するだけでもとても役立つのではないかと思います。
腹圧呼吸とは、どういうものかを簡単に書くと、息を吸うときにも吐くときにもお腹を膨らます呼吸です。腹式呼吸の場合は息を吐くときにはお腹を凹ましますが、腹圧呼吸では凹まさないんです。
お腹を凹まさないということはお腹が出ているということで、水泳の時には邪魔になりそうですが・・・ぶら下がり健康器にぶら下がってやってみると分かりますが、お腹はそんなに出ませんw
身体が伸びて、肋骨が上がっていると、お腹を出そうとしてもそうそう前には飛び出てこないようです。
とはいえ、水泳選手って普通に立っているときは、結構お腹が出ていると思いませんか?
別におデブだ!と言っているのではありません。レース後のインタビューなんかをみていると、お腹がやや出ているように見えるんですよね。
あれって、水着が小さいってのもあるのでしょうが、腹圧呼吸をしているからではないでしょうか?と私は思いました。
腹圧呼吸は、腹圧が高まる呼吸ですから、自ずと姿勢も改善されるそうです。
しかも、この腹圧呼吸をしていると疲れにくい体になるというのですから、一石二鳥どころではありません。私は最近は関係ないですが、腰痛にもいいのは言うまでもありません。
腹圧呼吸以外にも、ブレーシングとか、肋骨呼吸とか、色んなキーワードがあるようです。
水泳的に考えれば、肋骨を広げならが息を吸うことはとても大事です。腹圧呼吸は肋骨のことはあまり意識しないようですが、水泳的にはとても大事。
肋骨を広げながら息を吸い込むことも意識しないといけなさそうです。
やってみると、肋骨なんて広がんねぇよ!って感じです。何度かやってると多少出来てるっぽいですけどね。
どんどん肺活量が上がっていきそうですw